戸田益のきもの
お気にいられた商品がございましたらお気軽にお問い合せ下さい。
本来なら実際にお手にとってご覧いただきたい所です。可能な限り努力いたします。
このページは月に一回程度、もしくは時期に応じて戸田益好みのきものを紹介させていただきます。

- 泰三(染の聚楽)の付下げ -
前回と同じくこのきものも付下げですが仮絵羽仕立てにして柄行を解り易くしました。(共八掛も付いています。)
薄い黄色地に白く霞取をした上に友禅と手刺繍で柄付けしています。
桔梗や萩などの秋草の柄ですので裏を付けず単衣のきものとしてもお召しいただけます。
泰三のきものは色数をあまり使わない淡彩なきものがほとんどですが繊細な刺繍により豪華さ上品さ格調の高さは独特のものがあります。
この付下げ、柄はあっさりとしてさりげない中にも上品さが引き立つ一枚です。
着用シーンが広く着る方にとっては着やすいきものです。


- 手描き付下げ -
普通付下げは反物の状態で出来上がっています。
このきものも元は反物でしたが反物の状態では柄全体(特に松皮菱取のつながり)が解りにくいので共八掛を作り仮絵羽の状態にしました。
白地に緑の松皮菱取に四季の草花が全体に描かれています。
松皮菱の上には箔加工されており緑が柔らかい色あいになっています。
白地だけに合わせる帯によっていろいろな感じの着こなしが出来る一枚ではないでしょうか。



- 山口織物の名古屋帯 -
山口織物は105歳で亡くなるまで現役の職人だった山口安次郎さんの機屋さんです。
写真の帯は九寸六通の名古屋帯です。
名古屋帯ですが唐織の比較的格調高い柄ですので色無地や軽い付け下げ等のセミフォーマルから小紋などの洒落着まで幅広く締めていたただけます。
この機屋さんの六通の名古屋帯は格調高い柄が多いのも特徴です。
名古屋帯で織っていますのでお値段の方もリーズナブルです。


- 手描き訪問着 -
この訪問着は左袖→上前→左脇→後身頃と蔦柄が続いて墨色の濃淡で描かれています。
墨色一色ですが濃淡をうまく使うことによって柄に立体感が出ています。
地色は薄いベージュピンクと言うのがいちばん正しい表現の仕方だと思います。表現が難しい微妙な色ですがお召しいただいくととても上品な色あいです。
きもの全体を広げて見ると右袖は無地なので少し物足りなく感じるかもしれませんがお召しいただくときものの柄としては完成されています。
右袖に柄を付けると広げた時はバランス的に良く見えるかもしれませんがお召しになった時は柄としての意図がなくむしろ野暮ったくなります。
型染のきものなどには広げたとき豪華に見えるよう必要以上に柄付けされたものをよく見かけますが着てみると思ったほどでない場合が多々あります。
そう言う意味でこの訪問着は作り手の真骨頂が発揮された一枚だと思います。
千切屋治兵衛のきもので手描き京友禅の最高峰「中井」制作です。



- 摺り箔の付下げ -
このきものは糊糸目友禅の上から純金箔を貼りつけたあと薄く摺り剥し下の友禅の模様を柔らかく浮かび上がらせています。
写真下は写真上右の部分(上前)を裏から写したものです。
上から金箔を貼るので模様が出やすいようわざと濃くした友禅の色がわかると思います。
ふつう金箔を貼るとその部分は堅くなり絹のしなやかさが損なわれますが特殊な糊で貼っていますので金箔の部分も非常にしなやかなままです。
このきものは一応付下げですが仕立て上がると訪問着以上の豪華さがありますし共八掛も付いています。
制作は大定工芸ですがここはもう廃業しています。
以前ここで制作した付下げや振袖を美智子皇后や雅子様が着用されそのお姿が女性週刊誌になどによく掲載されていました。
当店でもこの工房の留袖や色留袖に訪問着とフォーマル用のきものをたくさん販売してきましたがこのきものが最後の一枚になりました。



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